【カフェダイナー「NUMBER A」店長・松岡潤さんのオモハラSELECTION】
料理の話になると目を輝かせる松岡さん
1. よく通っているお店は…
青山ブックセンター
「ファッションやアート系の本が充実していることで知られる青山ブックセンターですが、実は料理の本も専門誌から海外のものまで豊富。最近は読むと知り合いがバンバン出てたりするんで、いつも刺激をもらえています。青山ブックセンターで見つけた本を参考にして料理を作ることも多くて、去年のクリスマスに自宅で彼女に作ったフレンチは、料理雑誌『シェフ』で見かけた鳥羽周作さん(代々木上原『Gris』のシェフ)のメニューを元にしたものでした。現状だとまだフレンチをNUMBER Aで出すのは難しそうですが、うちのメニューもよりグレードアップさせていきたいので、今後も青山ブックセンターさんにはお世話になり続けると思います!」
2. 特別な日に女性とデートで行きたいお店は…
Blue Note Tokyo
「上質ながらラフな空間で、初めて訪れたときは『こんな世界があったんだ』と驚きました。20代の客は僕らしかいなかったんですけど、まわりの40代、50代のおじさま、おばさまたちが立ち上がってKool & the Gangとかジャズバンドの演奏にノってて…楽しんでる姿がすごくカッコよかったんです。自分が素敵だと思った世界は恋人とも共有したいですよね。実際、彼女の誕生日に一緒に行ったこともあって、喜んでもらえたと思います。料理も美味しいし、GUINESSの生ビールを飲めるのも好きなポイントです(笑)」
3. ちょっとした手土産を買うお店は…
JEAN-PAUL HÉVIN(ジャン=ポール・エヴァン)
「数多くある東京のショコラトリーの中でも、JEAN-PAUL HÉVINのチョコは圧倒的ですね。スタンダードなチョコが美味しいのはもちろん、スパイスを効かせたものも豊富だったり、カカオの産地ごとに食べ比べできるボックスがあったりと、飽きずに楽しめるのも魅力。実は千駄ヶ谷のフレンチ・Sincereで働いていたとき、ジャン=ポール・エヴァンさんご本人がいらっしゃって、お会いしたことがあります。思い出深いこともあって、よく買っちゃいますね」
4. あまり教えたくないお店は…
DILIGENCE PARLOUR(ディリジェンスパーラー)
「こちらも表参道ヒルズ内なのですが、スタッフの卒業とか友達のお祝い事とか、お花を準備したいときがちょこちょこあります。そんなときに愛用しているのが、フラワーショップのDILIGENCE PARLOURさん。お花も綺麗なんですけど、何よりラッピングがツボなんです。自分が持ち歩いててもカッコイイし、渡した相手にもとても喜んでもらえます。かぶると嫌なんであまり知られたくないんですけど…(笑)」
5. 最近注目しているお店は…
kiki harajuku
「前から気になりながらまだ行ったことがないんですけど、今このエリアで一番行きたいのはkiki harajukuさんですね。野菜とフルーツを多く使うフレンチで、料理の見た目にもとてもこだわりを感じるんです。こういうフレンチをラフに食べられる店って、このエリアだとあんまりないんで、注目しています。最近ハマってるナチュラルワインも多いらしいんで…行きます(笑)」
ということで、さすが若くして青山の人気店を任されるだけあり、ハイレベルな基準でのセレクトを披露してくださった松岡さん。ぜひ参考にして、オモハラを開拓してみては。今後も様々な店長さんに「本当にいいお店」を教えていただくので、乞うご期待!
Text:Takeshi Koh
Photo:Yuya Tsukune