街の重低音は、未来の産声へ “ラッパー園長”XBSが原宿で結ぶ点と点 「保育」という新たなフロンティア
「あのXBSが、保育園の園長に?」
2026年年明け早々、誰もがそのニュースを聞いたとき、同じような感想が頭をよぎった人は多いはずだ。コワモテのラッパーと、無邪気な子供たちが集う保育園。「ラッパー園長」というセンセーショナルな響きは、ネットニュースを通じて瞬く間に広がり、意外すぎるギャップは驚きとともに好意的に受け入れられた。
ラッパー園長、XBSとは何者なのか?時は2000年代、かつて東京のストリートシーンを沸かせた伝説的なヒップホップグループ『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND(ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンド:以下ニトロ)』。そのメンバーとして、地を這うような重低音ボイスと強烈な存在感でシーンを震わせてきた男、XBS。本名・深見展啓(Nobuhiro Fukami)その人である。
いかにしてラッパー園長は誕生したのか。そしてXBS氏が園長を務める「マザーグース神宮前保育園」から広がっていく「JINGUプロジェクト」とは。これまでの原宿の街との関わり、そして『保育』についてXBS氏に話を聞いた。
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XBS(深見展啓)
ヒップホップグループNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDのメンバー。「Extra Bass Speaker」の名の通り、低音域を活かした独自の声色とタイトなライミングで90年代後半よりラッパーとして活動。2000年代のストリートブランド「NITRAID」創始者の一人。NIKEやJordan Brandなど数々のブランドとのコラボレーションを手がける。その後、表現のフィールドを写真へと拡張。2025年、写真家として初の個展「FRACTAL」を開催。2026年より、マザーグース神宮前保育園園長に就任。「ラッパー園長」として話題となる。現在、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてソロEP制作プロジェクトを展開、2/28(土)まで支援を募集中。@exbees
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