新企画「オモハラみんなのフォトアルバム」!表参道・原宿のフォト&ヒストリーアーカイブプロジェクトについて
表参道・原宿の街には新しいトレンドが次々と生まれ、訪れるたびに街の顔が変わる場所である。その代謝の速さはここ数年、特に顕著かもしれない。
カフェやショップが次々と入れ替わり、ポップアップスペースも増え、訪れるたびに違う催しが行われている。そんな街の今を「NEWS」として発信し、記録することはもちろん大切だが、過去の姿を振り返り、その変遷を追うこともまた、未来につながる重要な営みだとOMOHARAREALは常々考えており、運営の軸のひとつとして掲げている。
ハラカドがオープンし、大きな転機を迎えた2024年
そこで、以前よりアイデアとしてあった新しいプロジェクト「オモハラみんなのフォトアルバム」をこの度、立ち上げることとした。
「オモハラみんなのフォトアルバム」とは?
このプロジェクトは、街の人々や街を訪れた人々に表参道・原宿の写真を寄せてもらい、思い出やエピソードを添えて公開するものだ。その写真やエピソードを年代ごとにアーカイブしていく。
提供された写真に添えられるエピソードは、撮影者や写真を提供してくださる方々にその時代の背景や、当時どんな出来事があったのかを言葉にしてもらう。編集部に依る聞き取りが基本だが、遠方であったり、多忙で会うことが叶わない場合は提供者に文章で執筆してもらうことも考えている。
【NEWS】にて写真とエピソードの募集記事も配信しているので、チェックしてみほしい。
>>【新プロジェクト】「オモハラみんなのフォトアルバム」公開に向けて 表参道・原宿の写真を募集中!
2000年代。リニューアルしたKIDDY LAND。兄と祖父に連れて行ってもらったという思い出を、表参道で生まれ育ったアーティスト・菊池虎十さんが寄せてくれた。(菊池虎十さん提供/禁転載)
私たちはこのプロジェクトを、地域に根ざす「ローカルメディア」を掲げている以上、大切な役割のひとつだと考えている。
表参道・原宿は流行の最先端として知られる一方、長い歴史を持つ街でもある。それは街にとっての財産と言えるだろう。しかし、その変化はあまりにも速く、ほんの数年前の風景さえも記憶から薄れてしまう。「あそこ、どんな店があったっけ?」と心の中で問いかけをする場面も多く、意識的に記録していかなければ、“なかったこと”になってしまうかもしれないのだ。
だからこそ、変わりゆく街の記憶を呼び起こし、歴史の上にある街の今、そしてこれからを共有していく。そんなきっかけとして「みんなのフォトアルバム」を地域のため、これから街を訪れる人のために運用していきたい。