【私の原宿】バリスタ・モデルとして活躍する信太 美月にとって、原宿が「ホーム」になるまで
信太 美月(しだ みづき)
バリスタ・モデル。まいせん通りにあるLATTEST 表参道で働いたのち、現在は原宿・プロペラ通りのスニーカーショップ「TOKYO 23」に併設された「LATTEST HARAJUKU」を切り盛りする。10代の頃からモデルとして活動し、学生時代にバリスタとしての活動をスタート。以来、10年以上コーヒーに携わっている。「テラスハウス」出演をきっかけに、女性に支持されるインフルエンサーとしても活躍する。サーフィンや釣りなどアクティブな趣味も多く持ち、自身のInstagramやYouTubeで、等身大のライフスタイルを発信している。
2014年頃。神宮前4丁目まいせん通りにて。
Home Sweet Home
わたしは茨城県神栖市出身です。高校生のころから年に何度か東京に遊びに来ていました。東京、というか原宿に。
その時、竹下通りでいくつかの事務所の方にスカウトしていただき、その中の一つに所属することになりました。毎週レッスンに通うことになり、こうしてわたしの原宿人生は高校1年生のときにはじまったのです。
そして大学生の時、バイトを頼まれたお店が表参道のLATTESTでした。所属していた事務所を辞めてからも、ご縁がありまたオモハラエリアに頻繁に通うことになりました。
LATTESTを通じて、どっぷり表参道と原宿に浸かる生活。コーヒーを軸にコミュニティのハブとなってお客さん同士の交流が広がっていく喜びを、目の前で感じることができました。
現にLATTESTで出会った常連さん同士が、今ではおうちでお茶をしたり、子供を預けたりする仲になっているのを見ると、わたし自身幸せな気持ちになります。それは今もなお続いています。
残業をして夜遅くに歩くこの街も好きです。一方で撮影や仕込みなどで早朝に来ることもしばしば。早朝の凛とした空気のこの街もとても魅力的です。おかげで今まで見られなかった街の景色をたくさん目にすることができました。
いつしかこの街にも友達が多くなり、今では歩いているだけで必ず知り合いに遭遇するほどになりました。振り返れば、休みの日にだって後輩と肩を並べて原宿で遊ぶほど、わたしにとって居心地の良い場所になっていたのです。生まれたところでも、住んでいるわけでもないのに、自分にとっての“ホーム”になるなんて思ってもいませんでした。
「憧れの場所」からわたしのホームになるまで15年。これからどのようにわたしと原宿の関係は形を変えていくのでしょうか。流れに身を任せて、その時の自分の気持ちに素直に選択してきたので、わたし自身、これからどうなるのか楽しみです。この街でたくさんの素敵な方と出会ってきたので、きっとこの先も良いご縁が続いていくのだろうなと思います。
Text & Photo:Mizuki Shida
■「LATTEST」バリスタ&モデル 信太美月によるハラカドタイアップインタビュー記事>>
ハラカド「HARAJUKU KITCHEN & TERRACE」タイアップインタビュー Vol.3:信太美月