京都の人気パン屋がTAKEO KIKUCHI旗艦店へ
(2017/02/09)
目新しいものが次々に生まれる街、表参道・原宿。
この街の流行サイクルは早く、いくら革新的でも信念がなければ愛されない。
そんな街で70年代からDCブランドブームの火付け役として活躍する菊池武夫氏によって生み出され、今なお愛されるファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」の旗艦店が2012年明治通りにオープンした。この旗艦店は7年振りにクリエイティブディレクターとして復帰した菊池武夫氏が、コンセプト作りから携わった氏の思い入れの強い店だ。そんな記念すべき旗艦店の3階に「是非カフェをオープンして欲しい」と名指しで選ばれた人がいる。その人とは京都でベーカリーカフェ ル・プチメックを経営する西山逸成氏だ。
RÉFECTOIREが出店するTAKEO KIKUCHI旗艦店
ファッションブランドとベーカリーカフェ。
接点の見えない2つの店舗だが、そのラブコールに至るにはどんな経緯があったのだろうか? パンのメニューのみならず、経営者としても革新を巻き起こそうとしている西山氏が「TAKEO KIKUCHI」旗艦店へ出店したエピソードを伺った。
【RÉFECTOIRE】
フランスでフランス料理の修行をした西山逸成氏により「サンドイッチ専門店」をコンセプトに2012年11月にオープンしたベーカリーカフェ。「RÉFECTOIRE(レフェクトワール)」は“食堂”を意味するフランス語。ショーケースには毎日店内で焼き上げられるパンのほか、タルトなどのスイーツも含めて豊富に揃う。イートインメニューには、キッチンで調理されるクロック・ムッシュやオマールエビのビスクといったフレンチテイストを味わえるものも並ぶ。