オモハラみんなのフォトアルバム No.83
1973年、22歳の頃に撮った表参道沿いの同潤会青山アパートメントの写真です。
実は、あまり僕は同潤会青山アパートメントの写真は撮っていないんです。というのも、建て替えの話が持ち上がったとき、記録的に写真を撮ろうと思って夜にストロボを焚いて中を撮っていたら、住民の方々に囲まれて怒られてしまいました。
立ち退きの話もあったことから、当時の同潤会を取り巻く環境もかなり緊迫しているというのがあったんですが、建て替えをする建設会社の人間が測量用の写真を撮っていると勘違いされてしまったんですね。
結局、同潤会青山アパートメントに住んでいた知り合いのツテで「写真を撮るのが好きな人」ということがわかり、身の潔白が証明されました。それ以来、同潤会青山アパートメントの写真は自然と撮ることが少なくなりました。
確かに今振り返ると、住民の方々からすればストロボを焚いての撮影は迷惑な話だったかもしれません。
同潤会青山アパートメントの裏手には小屋があって、そこは5〜6人入れるくらいの地域住民が使える公衆浴場になっていたのを覚えています。
何気なく撮られた、しかも同潤会青山アパートメントの写真があまりないという中で、まるで広告の写真やポスターのような1枚です。
撮られたのが4月ということもあり、街を行く人の装いから暖かくなり始めた空気感を物語り、映っている人全員が傘を片手に歩いていて、おそらく春雨が上がった直後なのでしょうか。同潤会青山アパートメントの存在感と壁の質感とともに、街の雨上がりの匂いまで感じますね。
写真と同じ場所の現在は?
12月に入り、イルミネーション真っ只中の表参道にて。場所は、表参道ヒルズの中央部分にある横断歩道の向かい側あたり。普段は気になりませんが、写真と見比べてしまうとゆったりとした歩道でも少し圧迫感を感じてしまいます。でも、店舗が軒を連ねているという点は、逆にシーズン感が溢れでいて、これはこれで、現在のこの街の風情と言えるんだな、と思ったりしました。

OMOHARAREALでは過去の表参道・原宿(オモハラ)の街の写真と思い出を集めています。『Chapter 1』〜80's(公開中)と、『Chapter 2』90's〜(2025年公開予定)にぜひご参加ください!
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