
オモハラみんなのフォトアルバム No.52
セントラルアパート1Fにあった「小松写真屋」へ写真の現像にきた際、エレベーターホールが目の前にあったのでちょくちょく屋上に登って街の写真を撮っていました。
写真を撮り始める前、子供の頃は好奇心で屋上に登ったりしていましたが、そのときは守衛さんが怖くてね(笑)。つかまってしまうと「どこの学校の子だ!?」なんて怒られてしまうわけです。守衛さんもお仕事なので当然なのですが。
写真を撮り始めるようになってからは自分の中で“写真を現像しにきた”という大義名分があるから、堂々と登って写真を撮っていましたね。守衛さんに注意されることもなく、街を記録する意味も兼ねて、現像に出しに来るたびにセントラルアパート屋上から写真を撮るのを習慣にしていました。
さまざまなデザイナーやクリエイターがオフィスやアトリエを構えていた伝説のカルチャースポット、セントラルアパートの屋上という、ロマンあふれるロケーションから神宮前1丁目方面を見渡している写真です。
今は東急プラザ表参道「オモカド」の屋上は「おもはらの森」(※名前が“おもはら”なのは偶然です) となっていて写真と同じ方向を見渡すのは建物の構造上難しくなっています。チャレンジしてみて写真が撮れたら追加します!
現在のラフォーレが建つ、明治通り沿いの場所にはまだセブンスデー・アドベンチスト東京中央教会(※現在はラフォーレの裏手に移転)姿が見え、その隣には、日本初のドライブインレストランと言われる「ルート5」が見えますね。
このルート5、髙橋さんいわく、夜な夜な原宿の洒落者たちがVANかJUNのアイビールックでバシッと決め、スカG(スカイライン・2000GT)のようなスポーツカーで乗り付ける。といったまさにアメリカンドライブインの様相を呈していたそうで、かなり尖っていた場所だったとのこと。髙橋さんいわく、1年くらいですぐ営業を終了してしまったそうですが、客層が限定的過ぎることが要因だったのでしょうか。
今あれば行ってみたい場所のひとつです。
写真と同じ場所の現在は?
元セントラルアパートがあった場所にある東急プラザ表参道の屋上からの撮影。目線の高さなどが異なりますが、「ルート5」があった場所も現在ラフォーレ原宿の一部です。「ルート5」の奥に見える細い道が、現在のラフォーレ脇の小道ですね。
OMOHARAREALでは過去の表参道・原宿(オモハラ)の街の写真と思い出を集めています。『Chapter 1』〜80's(公開中)と、『Chapter 2』90's〜(2025年公開予定)にぜひご参加ください!
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