
オモハラみんなのフォトアルバム No.012
1980年12月、当時付き合っていた彼女(後の妻)と毎週のようにデートで訪れていた原宿には、特別な愛着がありました。
当時から失われゆく街並みなどに興味を持っていたことと、写真に傾倒していたことが相まって、この街の今の姿を記録にとどめておきたいとの思いで撮った写真群です。
そんなある日に撮った、同潤会青山アパートの写真。
当時、表参道の風景を語る上で欠かせなかったのが、同潤会青山アパートでした。大正から昭和初期にかけて、衛生的で文化的な生活を営む共同体を目論んで都内各地に建設された、同潤会アパートの中でも最大規模のものでした。
2003年に惜しまれながら解体され、跡地には複合施設の「表参道ヒルズ」が建てられました。
聞き取りを進める中で、地元の方から度々話題に上がるのが、やはり不動の存在感の「同潤会青山アパート」。同級生が住んでいたという声や、なくなるときに記念に写真を撮りにいったなど、本当にこの街のシンボルでもあり、皆に愛されていた建物なんだなと感じます。個人の記憶としてはこのあとに表参道ヒルズができてからしか思い浮かべられないのですが、だからこそ、その意匠を継いで、同潤会青山アパートメントが再現された表参道ヒルズ「同潤館」が建設されたのだろうなと思います。
OMOHARAREALでは、今なお語り継がれる同潤会アパートに住んでいた方、働いていた方、写真を持っている方などを鋭意探しています!ぜひこの建物にあった空気感、思い出話などをご紹介ください!
写真と同じ場所の現在は?
表参道を象徴する複合施設「表参道ヒルズ」が建っています。歩道を歩いているとどちらかというとのっぺりとした印象があったのですが、このアングルからみると立体感がすごいですね。
OMOHARAREALでは過去の表参道・原宿(オモハラ)の街の写真と思い出を集めています。『Chapter 1』〜80's(公開中)と、『Chapter 2』90's〜(2025年公開予定)にぜひご参加ください!
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