
オモハラみんなのフォトアルバム No.019
1980年12月、当時付き合っていた彼女(後の妻)と毎週のようにデートで訪れていた原宿には、特別な愛着がありました。
当時から失われゆく街並みなどに興味を持っていたことと、写真に傾倒していたことが相まって、この街の今の姿を記録にとどめておきたいとの思いで撮った写真群です。
そんなある日に撮った、原宿駅前からの表参道の風景。
歩道橋がなくなってしまったことにより、当時と同じ画角では今は撮れません。当時は日曜日には歩行者天国となり、皆伸び伸びと歩いていました。
ケヤキ並木がまだ若く、現在と比べると枝の張り出しが少ないのがわかります。
表参道の歩行者天国は1977年から98年までの約20年間、休日(主に日曜日)に実施されていました。1998年から試験的に中止され、2001年に廃止が正式決定しました。周辺道路の渋滞解消を目的としていたそうです。
表参道の歩行者天国。昔話でよく耳にしていましたが、ゆったりとしたペースで表参道を歩けるというのは、良い週末そのものですね。憧れてしまう羨ましい時代です。
OMOHARAREALが過去にInstagramで行ったアンケートでも「ホコ天」復活を望む声は大きく、編集部はいつか歩行者天国になった表参道が見られる日を楽しみにしています。
「風になりたい」などのヒット曲で知られるバンド・THE BOOM(ザ・ブーム)が好きだったのですが、ホコ天出身バンドだということを最近知りました。もしまたホコ天が復活したら新たな文化や交流が生まれるのかななんて想像してしまいます。だって文化はいつでも路上から生まれるのだから。
写真と同じ場所の現在は?
歩道橋がなくなってしまったので目線こそ違いますが、それより気になるのが、人の多さですね。歩道橋がなくなり、信号が連続する交差点になったので、この辺りは歩道に治らない程人が集中する場所になってしまいました。その状況を見かねてまた歩道橋が立ったりしないですよね。
OMOHARAREALでは過去の表参道・原宿(オモハラ)の街の写真と思い出を集めています。『Chapter 1』〜80's(公開中)と、『Chapter 2』90's〜(2025年公開予定)にぜひご参加ください!
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