キラー通り沿いのワタリウム美術館にて、坂本龍一の8年ぶりとなるニューアルバムをモチーフとした展覧会「設置音楽展」が開催される。ミュージアムショップ「オン・サンデーズ」では、坂本龍一関連のグッズも販売。 「坂本龍一 | 設置音楽展」 期間:2017年4月4日(火)− 5月28日(日) 休館日:月曜日 開館時間:11:00-19:00(毎週水曜日は 21 時まで) 入館料:大人1000円/学生[25歳以下]500円/ペア割:大人2人1600円
坂本龍一の新作楽曲が呼び起こす映像とは?
「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくない」。 坂本龍一がそう話す8年ぶりとなるニューアルバム「async(エイシンク)」は、リリース前に試聴やサンプル盤の配布が一切行われない箱入り楽曲。「非シンクロ」を意味するタイトルのとおり、リスナーの想像を超える楽曲が期待される注目作品だ。今回の展覧会は、メロディーから映像を思い起こさせるという楽曲に、整った環境で向き合ってもらいたいという坂本の思いから実現した。 目玉となるのは、坂本が最も信頼するムジークエレクトロニクガイサイン製スピーカーで再生される5.1chサラウンドの楽曲。長年のコラボレーターである高谷史郎の映像で構成された空間で、聴覚と視覚をもとに「async」を体感できる楽しみな内容だ。 併設されたショップ「オン・サンデーズ」では、制作過程で坂本にインスピレーションを与えた書籍、モノ、写真、メモ、譜面などの展示をはじめ、ファンとの双方向交流のための「COMMUNICATION WALL」を設置。来場者から坂本への質問や作品への感想などを書き込み、坂本からその質問への回答やあらたな問いが掲示される興味深いスポットだろう。さらに複数のターンテーブル+ヘッドフォンが設置され、「async」をはじめとする坂本のソロ作品をアナログ盤で試聴できるとか。坂本関連のグッズも販売されるので、ぜひ合わせてチェックしてみてほしい。