解体が進む青山ベルコモンズの交差点からすぐの三角地に、空を支えるように聳える巨大な柱が1本ある。内部にエレベーターを抱えるこの柱を垂直動線とする西洋建築を思わせるこの建物は、新国立競技場のデザインを手掛ける隈研吾氏の設計によるもの。機能と効率を優先した近代建築を批判するかたちで古典建築の意匠性をあらためて取り入れた、ポストモダン建築と呼ばれる様式だ。
個性的な形をした120㎡のワンルームにデッドスペースはほとんど見当たらない。と言うのも、この空間にはトイレが無く、ポストモダン建築よろしく地下1Fに共用設備として備えられているのだ。個性的な外観は竣工当時も賛否が分かれたそうだが、これまでの常識にとらわれず新たな時代を切り拓く姿勢は、企業にとっても大事なことではないだろうか。常識を意に介さないある意味ロックなこの空間で、街のコンテクストと時代の空気を嗅ぎ分け、新たな常識を生み出してはどうだろうか。
SPEC&DATA
- 敷金・保証金
- 10ヶ月
- 償却
- 無
- 礼金
- 無
- 更新料・再契約料
- 新賃料の1ヶ月分
- 築年数
- 1991年9月
- 構造・規模
- RC造 地下1F地上7F建
- 契約内容
- 普通賃貸借契約2年
- 用途
- オフィス
- 設備
- エレベーター1基(定員9)、フロアコンセント7箇所、個別空調、給湯設備、男女別共用トイレ(B1F)
- 火災保険・その他
- 火災保険加入義務有
- 備考
- 天井高さ:2,700mm
駐車場平置き2台 ※空き状況はお問合せください